2005年Jリーグの最終節。優勝の可能性があったのは5位の千葉まで。千葉のチャンスは上位4位までが引き分け以下で千葉だけが勝つのが条件。鹿島も同じ条件なので、実質は上位3チーム(C大阪、G大阪、浦和)の争い。
優勝のタイトルの重みは大きいが賞金も大きい。1位賞金2億円から5位4000万円。この差は大きい。
» 2005Jリーグ ディビジョン1 大会概要
セレッソは今シーズン開幕から3連敗。18位から順位を上げていって33節には首位にたったのだ。このまま優勝すれば、恐らく世界でも例を見ない優勝だろう。
試合開始前の順位は
1位・セレッソ、2位・ガンバ、3位・浦和、4位・鹿島、5位・千葉
私はNHK総合でセレッソ大阪ーFC東京の試合を見ていた。NHKは優勝に絡む他の試合の途中経過をまめに報告して、暫定順位を出していたので面白かった。試合開始早々の前半3分にセレッソが西沢のゴール。自力優勝に近付いた。その後、浦和、鹿島、ガンバが得点をあげて、暫定順位は試合開始前と同じ。
ここから劇的なドラマが始まった。
まず、前半20分にFC東京がセレッソから同点ゴール。暫定首位がガンバに入れ替わった。
そして、前半37分に川崎Fがガンバから同点ゴール。暫定首位が浦和になった。
セレッソは前半38分にPKを得たが、ゼ・カルロスの蹴ったボールは日本代表GK土肥が防ぎ、勝ち越しならず。そのまま前半終了。
前半終了時の順位は
1位・浦和、2位・鹿島、3位・セレッソ、4位・ガンバ、5位・千葉
浦和と鹿島はともに2-0でリード。モチベーションは高そうだ。
泣いても笑っても残り45分。後半開始。
試合が動いたのはセレッソ。後半3分に西沢がゴール。再び自力で首位を奪回した。
後半8分、鹿島がゴール。3ー0にして安全圏に突入。
後半11分、ガンバが宮本のゴールで勝ち越し。再び2位に浮上。試合前の順位に戻った。
後半15分、浦和がゴール。3ー0の安全圏へ。
後半17分、川崎Fが同点ゴール。2ー2。ガンバは再び4位へ。
後半34分、ガンバ・遠藤がPKを決めて勝ち越し、3ー2。再び自力で2位浮上。
後半34分、鹿島・本田がPKを決めて4ー0。
後半35分、浦和・山田がゴール、4ー0。
後半36分、名古屋・鴨川がゴール、千葉は先制されてしまった。
ここから劇的なロスタイムへ。
FC東京がコーナーキックからのこぼれ球を今野が決めて同点。セレッソには無情のゴールとなった。これでガンバが暫定首位。セレッソは4位に落ちた。
同じ頃、ガンバはアラウージョがダメ押しゴール。4ー2として安全圏へ。
そして、千葉はロスタイムに阿部、坂本とゴールを決め、2ー1と逆転。4位に浮上。セレッソは5分で5位まで落ちた。
そして全ての試合が終了。()内は勝ち点、得失点差
1位・ガンバ(60、+24)
2位・浦和(59、+28)
3位・鹿島(59、+22)
4位・千葉(59、+14)
5位・セレッソ(59、+8)
ガンバ大阪は苦しんだが最後にタイトルが転がり込んだ。西野監督をはじめ、スタッフ、選手には「おめでとう」と伝えたい。
でもこの優勝はレベルの低かったと言わざるを得ない。低かったために5チームが最終節に優勝のチャンスがあったのだ。私の考える優勝ラインは勝ち点の70〜75%だ。75%とは全勝した場合を100%としてのもので、実際の勝ち負けで例えると、10試合で6〜7勝に引き分けが1〜2で負けは1のペースだ。6勝2分2敗の優勝では低いのだ。
今回のガンバ大阪は勝ち点60。これは59%にしかならない。つまり6勝4敗以下なのだ。相撲だと10勝で優勝というものだ。ケチをつけて申し訳ないが、来年はもう1段階上のレベルで優勝争いをしてもらいたい。優勝ラインはズバリ勝ち点70以上だ。
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