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November 30, 2006

[baseball] ヤンキースが井川(阪神)との交渉権獲得

松阪(西武)、岩村(ヤクルト)に続いて、井川(阪神)もポスティングシステムで大リーグへ移籍する見込みになった。阪神ファンの私は井川は好きな選手の一人だ。彼が同じ縦縞のユニフォームで大リーガーを打ち取るところは見たい。まだ正式に移籍が確定していないが、日本で見れない淋しさも感じてしまう。

今年のポスティングの入札金額はおかしい。特に松阪、井川の入札金は異常だ。松阪は60億円、球団の年額合計のざっと三年分、井川の30億円は一年分だそうだ。それだけの金額を払えるチームが大リーグにはある。それだけで日本のプロ野球は完敗だ。いくら巨人にお金があると言っても、同等の金額を払ったら、破綻してしまう。

ロッテのバレンタイン監督はこのシステム的な問題を指摘している。他にも選手、球団、リーグのそれぞれが改善しなければいけないと警鐘を鳴らしている。先日のファン感謝デーにバレンタイン監督は予定されていなかったサイン会を即興で行なった。ファンが少しでも喜べばという気持ちからだ。

「おもてなし」というのは日本人の文化、強みだと思っていた。海外10数ケ国に行き、多少なりともその国の人とコミュニケーションした経験から「おもてなし」の文化は日本独特だと思う。それが逆に外国人のバレンタイン監督から諭されるようになったのは情けない。それでも変わらない連中は愚かという他はないだろう。

大リーグが巨大ビジネスになったのは、リーグや球団の努力もあるが、根本的にはフィールドでプレーする選手あってこそ。レベルが低くなれば、ファン、スポンサーも離れていく。それを選手はわかっているので、たまに演出的なプレーを魅せることもある。

現在セ・リーグでは集客できているのは阪神だけだろう。阪神ファンというのは不思議なもので、弱くても強くても応援している。これは基本的に阪神というチーム、野球が好きだからだろう。巨人は今年も相変わらずFAで選手を取って堕ちる一方だ。馬鹿につける薬は無い。対してパ・リーグの方が人気が安定してきた。日本ハム、ソフトバンク、ロッテがボーダーラインより上にあると思う。

ポスティングシステムで放出した球団は一時的に潤うが、本当にこれでいいのか?集客の出来る一流選手の流出を指を加えて見ているだけでいいのか。このままだと誰も野球を見なくなる。問題はポスティングシステムだけではない。ドラフトはすぐにでも改善すべきだし、FA制度も中途半端なシステムだ。目先の損得だけで判断しているだけで、建設的に将来を見据えた議論ができないのは悲しいことだ。現状を正しく認識すれば、対応策は絞り込めるはずだ。

サッカーが一番好きだが、野球も好きだ。熱狂的ではない私のようなスポーツ好きな連中を取り込んでいかないと野球の未来は無いと思う。

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