July 17, 2007

[football] ベトナムを撃破。次戦はオーストラリア。

アジアカップのグループリーグは第一戦から混戦になった。というのも、日本が引き分けてしまったからで、たとえベトナムがUAEに勝っても関係がなかったはずだった。

日本は第一戦でカタールに終了直前に追いつかれて、引き分けスタート。オシム監督が激怒していたが、あの結果では冷静にしている監督のほうが稀だろう。テレビ朝日のアナウンサーはとばっちりを受けた感じになったが、安易な質問をすることにも問題がある。スポーツアナウンサーやディレクター連中も、少し頭を使って、勉強して欲しい。特に実況アナウンサーにも言える。「負けられない闘いがそこにある。」を連呼するだけなら、即刻退場してもらいたいと思うのは私だけではないはず。

この試合の内容は悪くなかったと思う。優勝を狙うチームがグループリーグが初戦から全開で行って優勝できるほどアジアのレベルは低くない。8~9割方の力で勝てないとダメだと考えている。だから手を抜くところは抜く。これができないとダメ。同点のきっかけとなった阿部のファールは可哀想な感じがしたが、それ以上にダメだったのは壁を倒されたこと。カタールごときに押し倒されているようでは、世界レベルで闘うのは無理な話。同じ失敗を繰り返さないことが大事だろう。

第二戦のUAE戦。UAEはグループ内でトーナメント進出をかけるライバルと見込んでいたが、ベトナムに敗れて、何か士気も感じなかった。前半は日本のペース。前半だけで勝負あった。しかし後半は、別チームのように成り下がってしまった。退場で一人少ない相手に、1点を返され、追加点を奪えない始末。前半は合格点だが、後半は全くダメな内容で、全体的にはカタール戦のほうがよかったと思う。

第三戦は地元ベトナム。応援が確か凄い。日本にブーイングをすることがなく、純粋にベトナムを応援している。これは本当に怖い。ベトナムの選手は、その応援に後押しされるかのように、先制点を奪った。オウンゴールだったが、それが致命的なことになることはサッカーでは多々ある。だから、なるべく早く追いついて欲しかった。打開したのは中村俊輔。左サイドから持ち込み、フェイントで相手を腰砕けにして、センタリング。巻が胸トラップで押し込んだ。ゴールの瞬間は「やった~」というよりも、ホッとした。

その後は、落ち着いてプレーして、点差を拡げていった。4-1は完勝と言える。でも、ボールを中途半端に回していて、シュートに至らないのは今後の課題だ。途中でカットされて、カウンターを喰らうのだったら、シュートで終わったほうがディフェンスも楽だ。点差が開いて、更に点を取ろうとしてしたとは思うが、時間を有効に使って、体力を温存することも必要だと思う。

グループリーグ敗退という最悪のシナリオは回避できたのは良かった。

これで次戦の対戦相手はオーストラリアに決まった。W杯の屈辱を3倍返しぐらいで返して欲しいと思う。中東のチームが湿度で力を発揮できていない以上に、オーストラリアも環境への対応は日本よりは難しいはず。それならば、UAE戦のように前半だけで勝負をつけて、あとは時間を有効に使ってもらいたい。理想を言い出すとキリがないので、まずは勝利を祈りたい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 25, 2007

[football] 日本代表、欧州組初召集

3月24日の国際親善試合・キリンチャレンジカップ2007(対ペルー)はオシム監督になって、初めて欧州から選手を呼び寄せた。

それもレギュラーを確保している中村俊輔と高原直泰の2人というのは、当然だろう。ジーコ監督は試合に出ていない選手を呼び寄せていたが、オシムはレギュラーで試合を出ている選手から選んだ。これはオシムの言っている90分走れる選手の大前提だと思う。試合に出ていない選手が90分の試合のスタミナがあるわけはない。いくら練習をしていても、試合での体力は別物。試合をすることで、養われるものだ。

肝心の試合だが、立ち上がりの日本は積極性がなく、動きも乏しかった。周りを気にしているような感じに見えた。巻が先制ゴールを決めたが、前半は、流れの中でのチャンスは少なかった。唯一、左サイドの駒野の動きが良かった。オシムは試合後のインタビューで中村俊に苦言を呈したようだが、受ける選手の動きが乏しかったのも事実だ。パススピードを上げることは中村俊に限らず、日本選手全体に

後半は高原のゴールで追加点を取って、2-0で終了。流れの中でチャンスが乏しいまま終わった。動きの連携はもっと実戦をつまないといけないと思う。気になることは、パスを出して、動くという選手が少なかったと思う。パスを出して終わりではなく、パスを出したら、その次の動きに入るべきだと思う。それが毎回だと体力的に辛くなるので、毎回やれとは言わないが、パスを出した後の動きが緩慢に思った。

試合を見た感想を言うと、「可もなく不可もなく」といったところ。不完全燃焼とは言えないが、もう少し出来たのではないかと思う。これは選手も感じていることだと思う。

連動した選手の動きは、これから一緒にプレーする時間が増えれば連携も取れていくだろうと思う。が、闘莉王の上がったまま下がってこないのは良くない。メリハリが必要だとは思っているし、たまに上がることはいいと思う。思いつきのようなスルスルと上がっていくのは、逆に危ない。失点がゼロだったが、決して危ない場面がなかったわけではない。流れの中ではペルーのほうが、チャンスがあったと思う。闘莉王がアピールしようとしているのだったら、余計なことで、ディフェンスはまず専守防衛だ。

これからの日本代表についての希望を書くと、できれば今年の国際親善試合はヨーロッパで試合をしてもらいたい。これは選手ではなく、協会に対してのコメントだ。それが実現できれば、松井、中田、稲本を呼べると思う。3月時点のJFAのホームページからはアジアカップ以外は国際マッチは予定が立っていないようだが、秋から冬にかけてヨーロッパで試合をしてもらいたい。今までの日本サッカー協会の動きからは、そういう試合が出来る見込みは薄いと思うが、ここはオシムの人脈でもいいから試合をしてもらいたいと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 18, 2007

[football] なでしこジャパン、祝W杯出場

日本での2-0の勝利は過去のもの。アウェーらしくメキシコは高地2400mを選んだ。嫌がらせみたいなものだが、これは当たり前と思って戦うしかない。

前半5分ぐらいからの5分間はメキシコに押し込まれた。バイタルエリアでの寄せが遅かったり、マークが遅れたりで、シュートを打たれていた。見ていてヒヤヒヤ。日本での1戦目と明らかにメキシコ選手の動きは違う。寒さで身体が動かなかったのだろう。
そういう状況で前半13分。相手ファールのFKから荒川が見事なシュートを決めた。角度が無いところから、ニアサイドの高いところに想いっきり蹴り込んだ。男子顔負けのシュートだ。この1点でかなり有利になった。1対3で負けてもOKだ。
前半分、メキシコがPKを決めて同点。1-1。宇津木のファールでPKを取られたのは痛い。ファールでも仕方がないものと、防げたものと2種類があるが、このファールは防げたもの。マークが遅れた。ペナルティエリアで相手選手をフリーにさせてはいけない。
前半28分、メキシコが勝ち越し点。1-2。決めたドミンゲスの前で、日本DFがかぶってしまい、ドミンゲスが空いてしまった。
前半43分、日本がゴール前でファール。危険な場所からFKだったが、ドミンゲスのFKはポストの上。ホッとした。
前半はロスタイム2分。点は入らず1-2のまま終了。2戦合計で3-2でリードした状況ではあるが、油断はできない。

後半頭から日本は選手交代。FW大野を下げて、守備的な宮本を入れた。ディフェンスのマークが遅れたり、ズレたりするシーンが多かったので、ベテランの宮本を入れるのは懸命な作戦だろう。キックオフ時点では気温が25度だったのが、30度を越えたそうだ。日本選手にはかなり厳しい環境だ。

後半は全体的にメキシコが押し気味。日本選手の動きが明らかに落ちてきた。そういう中でメキシコのFWドミンゲスが足を痛めて後半17分に交代。
後半31分。荒川が前線で相手ボールを奪って、起点となって、澤がゴールを決めたように思ったが、相手選手を倒したファール。ゴールは認められず。
後半は得点が入らないまま35分を経過。残り10分。
後半ロスタイムは3分。アクシデントがなかったのに3分は長い。
1-2のまま、タイムアップ。2戦合計で3-2で勝利して、5大会連続出場を決めた。

日本代表の選手、スタッフおめでとう。

でもまだ予選。通過点。もうひとつ気を引き締めて、本大会はレベルアップして試合に臨んでもらいたいと思う。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

February 22, 2007

[football] U-22オリンピック代表(対アメリカ)

昨日の試合は不完全燃焼、欲求不満のたまる試合だった。

攻撃の形は悪くないと思う。が、時差ボケの移動のハンデと国内組ばかりの1.5軍、実質2軍と言えるアメリカを相手にした内容としても褒められるものは無い。

まず、あきれたのが、反町監督の試合後のインタビュー
「ディフェンスの練習はしていないので・・・」

なんじゃそれ。1週間後に本番を控えて、この台詞は無いだろう。オシム体制後、反町監督になってからの采配に疑問点が沸くことが何度かあったが、昨日のインタビューには、反応する言葉を失った。

アメリカンフットボールのように攻守専門のチームならこういう言い訳はある程度通じるだろうが、サッカーで「うちは攻撃のチームですから」というような台詞はワールドカップを狙う国の代表では通じない。

特に後半は何度も速攻でピンチに陥ったことが多々あった。

ファイタータイプが良いというわけではないが、闘志を前面に出す選手が少ないのも気になる。「絶対レギュラーなってやる」というのがプレーで見られなかった。なんとなく淡々と試合をしていた。そう見えた。

・ディフェンスからどうボールを運んでいくか
・引いた相手をどう崩すか
など、ディフェンスラインがしっかりあってこそ、攻撃も専念できる。ディフェンスがしっかりできないと、結局間延びしてしまい、前線が孤立してしまう。

危険なパス回しなどは、選手の考えが甘いと言わざるを得ない場面が多い。サポートの動き、状況判断、パスの精度など、一朝一夕には改善できそうもないところが多々ある。

結果として予選は突破できればいい、というような悠長な考えをもっているのではないか。と思うような試合だった。

選手一人一人のポテンシャルはそう悪くないと思う。が、チームとしては、オリンピックに行けなかったころのチームのレベルに戻ったと思った試合だった。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

December 12, 2006

[football] 2006クラブワールドカップ始まる

FIFA Club World Cupが始まった。さすがに決勝戦のチケットは完売したようだが、準決勝のチケットは残っているようで当日券の販売もあるようだ。

1回戦の2試合をTVで見たが、FIFAが主催する大会というには疑問が残る。以前のようにヨーロッパと南米のチャンピオン同士のトヨタカップのままでいいのではないかと思った。同じ感想を持つ人は多いと思う。トヨタが冠を外されたことで、来年以降のスポンサーを続けるかは疑問。金額に見合うだけのものが無ければ、お金を出さなくなるのは仕方がない。かといって、チケットの金額を上げると更に観客が入らなくなるという悪循環に陥る。もっとビジネスプランをしっかり立てないと大会自体が尻すぼみになりかねない。日本で継続して大会を続けてほしいが、UEFAチャンピオンズリーグのほうが興行的にも世界一なので、トヨタカップ(クラブワールドカップ)を世界一の大会にするには真面目に考えないといけないと思う。

Auckland City FC (NZL) - Al Ahly (EGY)

オセアニア代表はアマチュアということもありこのような舞台に立つこと自体可哀想だった。前半は頑張っていたが、後半失点して岩本の投入むなしく敗退してしまった。アルアハリはインテルナシオナルとの対戦になるが、日本に来て1戦したことで時差ボケも少なく、もしかしたら番狂わせ(Giant killing)を起こしてくれそうな気配がある。

Jeonbuk Motors (KOR) - Club America (MEX)

韓国の全北には期待していたが、解説の岡田さんと同じ感想で、パスの精度が低かった。これはアジア全般に言えることで、パススピードと正確さは欧州・南米の選手と比べるとかなり劣っている。格が違うという感じだ。「後は任せた!」というようなパスでは、勝負にならない。ドリブル突破してシュートまで行くか、ドリブルをフォローする少ない人数でチャンスを作るしか得点の匂いがしない。

噂によると8チームに増やそうとしているようだが、逆効果で、4チームにすべきだろう。前年の3位までの地域はそのままで、4位の地域がプレーオフを戦って出場することが望ましいと思う。今年の場合だと、アジアとオセアニアと4位の地域だ。もともとパワーバランスが悪いのだから致し方ないだろう。

公式サイト(FIFA Club World Cup 2006)には1回戦のマッチレポートが出ていて観客数も掲載されている。
10日の試合:29912人
11日の試合:34197人
これが本当の数字だと信じている人は少ないはずだ。国立で3万人を越えるというのは半分以上埋まらないといけない。画面で見る限りどう見ても4割入っていれば、という感じだった。ボランティア、アルバイト、カメラマンなどを合わせた数字なのかもしれないし、日本サッカー協会が買った分を合計しているのかもしれない(笑)。

いずれにしてもSemifinalは面白い試合になりそうだ。バルサは一番見たかったメッシが不在なので、チケットを買わなかったが、最近ロナウジーニョの調子がいいようなので、期待したい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 07, 2006

[football] 城彰二、引退の花道

横浜FCがJ2を制覇して、J1昇格を決めた。開幕戦を新加入の愛媛FCを相手に落として、1戦だけで監督交代というスタートの2006年。昨年の成績からとても昇格ラインに絡めるとは思っていなかった。

元々フリューゲルスは好きなチームで、同じく神奈川県にホームを持つベルマーレとも細々と応援していたが、どちらもJ2の下位に甘んじているのは戦力、資金面からも仕方がないと思っていた。それだけに、この優勝はすごいと思う。

その横浜FCの城彰二が今シーズン限りで引退することになったのは、残念だ。怪我を押してプレーしていたのは、並み大抵のことではない。身体が資本のプロ選手が怪我をするというのは、パソコンで仕事をしている私だと、パソコンが壊れるようなもの。仕事にならない。(喩えがズレている?)

何より私より、若い選手が引退していく記事はなんとも言えない気持ちになる。

それはさておき、FIFA公式サイトに浦和レッズが優勝した記事がアップされていた。
»Reds claim first title

レッズの優勝の記事は当然だが、この記事の後半に城選手のことが書かれていたことに注目したい。
Star of France 98 bows out in style
98年フランスW杯のスターと見出しになっている。FIFA公式サイトで日本人が記事になることは国際大会(マッチ)を除くとほとんどないと思うが、こうしてピックアップされる選手ということだけでもスゴイこと。

それはさておき、W杯の地域割りが決まった。
» Clear declaration to defend the autonomy of sport
そうで、我がアジアは前回同様4.5枠。オセアニアとのプレーオフとなったので、オーストラリアがアジアに加入したことで実質5枠。だからと言って5番目の枠を狙うようなことではいけない。先の話だが4枠以内で当確してもらいたい。

今年のオシム監督は、新チーム以来、海外組を呼ばずに国内組の底上げをしてきたと思う。来年一杯までは我慢して国内組だけで戦ってもらいたいと思う。有名な選手がいないとか外野の声が聞こえているが、中長期的には今のオシム監督のスタンスは良いことだと思っている。

オリンピック代表で臨んだアジア大会は残念ながらグループリーグ敗退となってしまった。
»Japan crash out of Asian Games
、もう少し出来たのではないかと選手、監督は思っているだろう。特に反町監督はインタビューなどを聞いている限りでは精神論に近いコメントばかりだった。選手にどれぐらい指示ができていたかは疑問で、ベンチワークから改善の余地があるように思った。もっと具体的な指示、動きが欲しかった。この悔しさを糧に前に行ってもらいたいと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 05, 2006

[football] オシム監督・ただいま再建中~ガーナ戦から

オシム監督はまさしく日本サッカーの再建をしている。リストラという言葉は日本では解雇という意味にとられるが、restructure:再構築中ということだ。会社の社長(部長でもいい)が変わって、会社が変わるだろうか?小さな会社ならまだしも、何万人規模の日本サッカーがすぐに変わるはずがない。監督に期待をするのは勝手だが、試合をするのは選手だ。もっともっと選手に期待をして、ハッパをかけてもらいたい。かといって過剰な反応はよくない。何事もバランスだ。オシム監督の言動に対して、コメントをしている記事が多いのは辟易だ。

いきなり愚痴から始まってしまったが、昨夜の日本対ガーナ戦は、格上のアフリカチャンピオンのガーナと横浜国際競技場で対戦し、0-1で惜敗だった。あまり予想をしないのだが、昨日の試合は善戦の部類に入る。

まず、エッシェン、アッピアなどのほぼベストメンバーで来日してくれたガーナは素晴らしいチームだ。監督が就任して間もないということだが、ほとんどがワールドカップのメンバーで、余計なことをしない限り、ガーナが勝つだろうと予想していた。シュートが雑なアフリカらしいサッカーと、気楽なアウェーということで、スコア以上に日本は善戦したと思う。

ガーナのディフェンスラインの高さはスピードに自信があるから出来るわけで、巻などが完全に裏をとったはずのシーンが何度かあったが、ドリブルをしている間に追いつかれてしまって、なかなかフリーでシュートが打てなかった。完全に裏をとって抜けた場合でも、2人目、3人目の選手がフォローに行ければ、得点のチャンスは増えるだろう。簡単に言うと、数的優位なエリアを少しでも作れることだが、それには基本的に体力が不可欠。

昨夜の試合でよくわかったのは、ボールの動きのスピードだろう。ガーナはパス(ボール)のスピードが速い。これはワールドカップの決勝トーナメントに進出したチームは当たり前のように実践していることだ。オシム監督が就任直後に各駅停車というような表現をしたと思ったが、ガーナは新幹線並みで、日本は普通電車並みということだ。パスが速いという結果は、ボールを速く蹴るだけではなく、トラップの正確さ、状況判断の速さを伴ってこそのパススピードの速さにつながる。

直前の練習でオシム監督が「判断を速く」と言っていたのは、正確なパスを出せる可能性が広がるからだ。そういうことは一朝一夕で出来るものではなく、日頃の練習やゲームで培ってこそ、代表の試合で発揮できるものだ。今回出場した選手は、ぜひとも、この経験をフィードバックして、レベルアップしてもらいたいと思う。それをしてこそ、プロフェッショナルだろう。

昨日の試合で、見所のあった選手をピックアップすると、一番はDFの水本だ。次に挙げるとしたら、出場時間が短いながらもいいパスを供給していた中村(憲)だ。Jリーグや協会のサポートが乏しいなかで、オシム監督の考えが浸透しはじめていると思う。試合の中で、結果として現れるのはもう少し先になると思うが、面白くなってきたと思うのは私だけではないと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

August 09, 2006

[football] 日本代表・オシム監督始動

ジーコ監督の夢のような4年間が終わり、ようやく現実に戻った感じがする。

A代表・オシム監督とU-21(五輪)代表・反町監督のパイプができ、ようやく日本も中期的な展望で代表強化が見込める状況になってきた。五輪(U-21)監督が代表チームに参画することは珍しいことではない。日本でもトルシエがそうだったように、世界でもアルゼンチンのペケルマン監督のように、五輪世代を率いて、その後代表監督になる例など、特別なことではない。

とは言え、代表を強化するということを監督に一任するのではダメ!協会やJリーグがバックアップすることは必須である。どういうロードマップで代表を強化するかという「マニフェスト」を日本サッカー協会は発表すべきだと私は考えている。

監督に一任するというのは聞こえがよさそうだが、それは責任の回避、丸投げ体質そのものだろう。その最たる結果がドイツW杯だ。結果が出なかったから監督が交代する。これでは何の進歩も無い。この4年間を無駄にしないように日本サッカー協会、Jリーグの各チームはベクトルを共有してもらいたい。

先般、不幸なことでプールの死亡事故が発生した。某市役所が業者に委託し、その業者がまた別の業者に丸投げしていたことは記憶に新しいことだが、丸投げは絶対に良くない。直接管理していた会社はもちろん悪い。丸投げしていた業者も悪い。マスコミは丸投げしていた業者を一番の悪者として攻撃しているようだが、一番の責任は発注元の市役所のはずだ。その市役所は誠意ある対応をしていただろうか?

話は脱線してしまった。監督に丸投げしているのであれば、日本サッカー協会も心中するつもりでサポートしないと困る。

代表をどういうスケジュールで試合を行っていくかということは予め判っていることで、それをJリーグと調整するのは最低限やらなければいけないこと。オシム監督は「今日の試合・トリニダードトバコ戦はお金を払って見てもらうピッチコンディションではない」と言ったが、みなさんはどのように理解されただろうか?私は雨(台風)のせいではなく、前日、A3杯で2試合行ったピッチで、代表が試合をすることに対する苦言だと思っている。

つまり、サッカー協会はもっとスケジュールを考えろということだ。今日の試合は雨がなくても、ボコボコのピッチになることは容易に想像がつく。横浜国際や埼玉スタジアムなどでは試合が出来なかったのか?担当者の怠慢にしか思えない。

スケジュールついでになるが、オシム監督が言うまでもなく、新チームの試合の合間にJリーグがあることは疑問。A3があることを考えると、優勝争いのG大阪、千葉に苦戦させようとJリーグが画策しているとも取れる。とくかく、W杯の調整試合にしても、協会のマッチメーキングの下手さ加減はあきれるばかりだ。

いずれにしても、可能性の見えるような試合が見たい。夢のようなスーパープレーではない。地に足のついた、しっかりとしたプレーを見たい。浦和の鈴木啓太が、オシム監督の考え方に共感しているようだが、ぜひともピッチの上で実現してもらいたいと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 10, 2006

[World Cup ™ Germany] 決勝・イタリア vs フランス(7月9日)

日本サッカー・歴史的快挙

3位決定戦で上川さんが主審を務めた。これは歴史的快挙だと思う。 Referee: KAMIKAWA Toru と記録に残る。開催国ドイツ戦という難しい試合で、果敢にもドイツの選手にもしっかりとイエローカードを出していた。アシスタントレフェリーの広島さんともにお疲れさまでした。

Final : ITALY - FRANCE

戦前の予想はインターバルが少なく、平均年齢の高いフランスが苦戦すると見ていた。フランスが勝つとしたら1ー0。イタリアが勝つとしたら、2点差以上と思っていた。

前半5分のフランスのPKにはびっくり。それをジダン(ZIDANE)がチョップキック。バーに当たって、ゴールライン上でボールが跳ねて、ブフォン(BUFFON)がキャッチしたが、ゴールインの判定。ビデオで見たら、ボールはゴールラインを越えていた。PKの判定はイタリアにとって厳しかったが、フランスが早くも先制。

前半19分、イタリアのCK。ピルロ(PIRLO)の蹴った高い弾道のボールはマテラッツィ(MATERAZZI)が頭一つ抜け出し、豪快にヘディング。ゴールネットに突き刺さった。PKの判定のリベンジ。イタリア同点ゴール!予想に反して前半からお互い点を取る試合となった。

前半のジダン(ZIDANE)は厳しいプレッシャーの中、積極的に絡み、効果的なパスを出していた。逆にトッティ(TOTTI)はほとんど消えていた。後半はトップ下の選手がどれだけボールに絡めるかがポイント。

後半早々11分にフランスにアクシデント。ビエラ(VIEIRA)が左脚の筋肉を痛めたようで交代。それまで、マケレレ(MAKELELE)、チュラム(THURAM)と3人でしっかり守っていただけにこの交代は痛い。

後半16分、イタリア・リッピ監督が動く。トッティ(TOTTI)に見切りをつけ、デ・ロッシ(DE ROSSI)と交代。同時にペロッタ(PERROTTA)を下げ、イアキンタ(IAQUINTA)を投入。トップ下にピルロ(PIRLO)が上がり、2トップになった。この直後のFKでイタリアのゴールと思ったら、オフサイドでノーゴール。

後半30分ぐらいからジダン(ZIDANE)の運動量が落ちてきた。フランスは前線で数的優位がなかなか作れず、時間の経過とともにチャンスが少なくなってきた。頼みはポストプレーだけか。

後半40分にリッピが勝負に出る。カモラネージ(CAMORANESI)を下げ、デルピエロ(DEL PIERO)を投入。
後半は20分ぐらいからイタリアが押し気味に試合を進めたが、同点のまま、90分が終了。FKのチャンスも少なく、延長へ突入。

延長前半13分。フランス、ジダン(ZIDANE)の強烈なヘディングシュートをブフォン(BUFFON)がセーブ。延長に入ってもすごいプレー。

フランスは2人残っていた交代は、延長前半10分にリベリー(RIBERY)を下げ、トレゼゲ(TREZEGUET)を投入。延長後半2分にアンリ(HENRY)を下げ、ヴィルトール(WILTORD)を投入。しかし交代枠を使い切ったあとにフランスにアクシデント。
延長5分、ジダンがマテラッツィにヘッドバットをくらわして、一発レッドカードで退場。汚いことを言われたかもしれないが、暴力行為は良くない。退場は妥当なジャッジだ。ジダンのラストマッチがこういう終わり方は悲しい。

退場の後、イタリアの運動量も落ちて、勝ち越すことはできず、同点のままPKへ。

残酷・決勝戦のPK

優勝を決める試合でPK戦というのは厳しいと思う。でもそれがレギュレーション。表彰式は勝ったイタリアと負けたフランスは対照的。

ジダンの退場が水をさしたと思うのは私だけではないと思う。どちらかというと好きなイタリアが勝ったのだが、すっきりしない。フランスが敗れたこと以上に残念な出来事だった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 06, 2006

[World Cup ™ Germany] 準決勝ポルトガル vs フランス(7月5日)

ポルトガル・フェリペ監督の連勝記録が続くか、それともジダンの引退のエピローグはどうなるか、復帰したデコは?など見どころの多い準決勝2試合目。

PORTUGAL - FRANCE

前半4分、ポルトガル、DECO(デコ)のシュートをBARTHEZ(バルデス)が右手ではじき出し、こぼれ球に選手がつめるが、フランスDFも身体を寄せてシュートさせず。
前半8分、ポルトガル、MANICHE(マニシェ)のミドルシュートはボール1つクロスバーの上を越える。
前半10分まではポルトガルのほうがいい形で攻めができている。ポルトガル・C.RONALDO(ロナウド)とフランス・ZIDANE(ジダン)がボールを持つと相手サポータのブーイングが出ている。
前半14分、ポルトガル、初めてのCKはポルトガルのファールで終わる。
前半25分ぐらいにポルトガル前線の選手のポジションチェンジ。FIGO(フィーゴ)が左、C.RONALDO(ロナウド)が右サイドへ。

前半32分、フランス、HENRY(アンリ)がペナルティエリア内で切り返したところR.CARVALHO(カルバーリョ)がひっかけてPK。
前半33分、フランス、ZIDANE(ジダン)が左隅に蹴り込み先制!決定的なチャンスを作れていなかったフランスが先制した。面白くなってきた。
前半36分、ポルトガル、右サイドからのクロスにC.RONALDO(ロナウド)が飛び込み、押されたような転び方をして、ポルトガルのベンチとサポータが大騒ぎ。

後半7分、ポルトガル、PAULETA(パウレタ)のシュートは外のサイドネット。
ポルトガルはボールを持っているが、DECO(デコ)が自由にプレーできない。MAKELELE(マケレレ)とVIEIRA(ビエラ)が必ずデコについていて、後半10分ぐらいからDECO(デコ)のポジションが下がってきた。こうなるとうまくない。苦しくてもバイタルエリアでプレーし続ければ、ファールをもらうこともあるので、なるべく高い位置をキープしたいが、なかなかフランスの中央を突破できない。

後半31分、ポルトガル、ゴールまで30mぐらいの位置でFK。C.RONALDO(ロナウド)のFKは強烈でドロップしたボールはBARTHEZ(バルデス)がファンブル。FIGO(フィーゴ)がヘディングしたが、クロスバーの上を越える。

後半36分、R.CARVALHO(カルバーリョ)がイエローカード。この試合初めてのカード。R.CARVALHO(カルバーリョ)は累積2枚で次戦は出場できなくなった。
後半41分、フランス・SAHA(サハ)がイエローカード。交代してすぐのカードで累積2枚。
後半ロスタイムは4分。
後半47分、ポルトガル・MEIRA(メイラ)のシュートは大きく枠を外れる。
後半47分、ポルトガルのCKはGK. RICARDO(リカルド)までも上がってきたが、シュートまでいかない。フランス鉄壁のディフェンス。集中力が途切れない。

ポルトガルのパワープレーも実らずタイムアップ。フランス2大会ぶりに決勝進出。イタリアとの鉄壁のディフェンス対決は1点勝負の試合になるのは明らか。どちらも好きなチームなのでどっちを応援するか迷ってしまう。守りあう試合ではなく、点を取りにいく試合を見たい。

» PORTUGAL 0-1 FRANCE

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 05, 2006

[World Cup ™ Germany] 準決勝ドイツ vs イタリア・激戦(7月4日)

GERMANY-ITALY

ドイツは先発メンバーからSCHWEINSTEIGER(シュバインシュタイガー)がいない。彼が基点になって攻撃が出来ていただけに、クリンスマン監督の作戦がどうでるか?

前半の15分ぐらいまではスタジアムの熱気に押されるようにお互い激しいプレス。若干イタリアが優勢。でも、この調子ではお互い90分持たないだろう。ドイツはサポータの声援が後押ししてくれているが、これも良し悪し。オーバーペースになってしまう危険もある。

前半34分のドイツ、中盤のパスカットから前線へつないでSCHNEIDER(シュナイダー)がフリーでシュート。これが前半最大のチャンスだった。

後半4分、ドイツ、KLOSE(クローゼ)がドリブル突破からチャンスをつかむが、GK BUFFON(ブフォン)がセーブ。彼もドリブルがうまくなったものだ。
後半17分、ドイツ、PODOLSKI(ポドルスキー)の振り向きざまの強烈なシュートはBUFFON(ブフォン)の正面。
後半20分ぐらいから、お互い中盤でボールをキープできるようになる。疲れからプレスをかけ続けるのは無理なこと。この時間帯からはバイタルエリアでどれだけミスなくプレーできるかだ。

後半27分、ドイツが選手交代。BOROWSKI(ボロウスキー)を下げて、SCHWEINSTEIGER(シュバインシュタイガー)を投入。今まで先発していた彼を途中交代で投入した。これがやりたかったのか。
後半29分、イタリアが選手交代。TONI(トニ)を下げてGILARDINO(ジラルディーノ)を投入。普通なら前の試合のラッキーボーイのトニは残したいはずだが、これがリッピ采配。
結局スコアレスのまま、延長戦へ。

延長開始早々、イタリア・GILARDINO(ジラリディーノ)が右サイドを突破してシュート。ボールはLEHMANN(レーマン)の脇を抜けるが、ポストに跳ね返ってゴールならず。続けてPIRLO(ピルロ)のCKのこぼれ球をZAMBROTTA(ザンブロッタ)のシュートはクロスバーに跳ね返される。う~ん、点が入らん。
延長前半ロスタイム、ドイツ、右サイドのODONKOR(オドンコル)のセンタリングをPODOLSKI(ポドルスキー)がフリーでヘディングシュートするも枠の外へ。これは決定的なシーンだった。お互い決定的なシーンを決められない。

延長後半残り5分を切って、このままPK戦突入かと思いきや、劇的なドラマが。
後半14分、イタリアのCK、こぼれ球をPIRLO(ピルロ)が溜めてGROSSO(グロッソ)へノールックパス。左足でGKを巻くようなシュート。LEHMANN(レーマン)の腕の先を抜けて左ポスト脇のゴールネットへ。イタリア先制点!均衡が破れた。

その後、ドイツは点を取りに死力を尽くして前かかりに出た。が、カウンターからDEL PIERO(デルピエロ)がとどめの2点目。怒りのような雄叫びをあげていたが、その気持ちもわかる。2点目が決まった直後に試合終了。

119分間ゴールがなかったのに、3分で2点も入った。延長になって両チームのエース、BALLACK(バラック)、TOTTI(トッティ)ともにゲームから消えていた。その中でもマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれたPIRLO(ピルロ)の運動量は抜けていた。GATTUSO(ガットゥーゾ)よりも運動量があったと思う。今大会最高のセントラルミッドフィルダーだ。

» GERMANY 0-2 a.e.t. ITALY(FIFAworldcup.com)

両チームとも、死力を尽くしての試合だったと思う。若干審判がドイツよりでイエローカードと思わしきプレーがおとがめ無しだったことは仕方ないとして、両監督の采配もさすが。選手の頑張りもさすが。ベスト4らしい試合だった。

結局、イタリアがドイツに対してのW杯不敗記録(神話?)は途切れることはなかった。イタリアの12年サイクルの決勝進出のジンクスも残った。が、延長を制して、次の試合を勝つのはかなり厳しい。決勝は果たして?

いずれにしても今朝は早起きは三文の得でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 04, 2006

[football] ヒデ引退・・・お疲れさま

昨夜ネットでヒデ引退という見出しだけ見てが、てっきり代表から引退かと思っていた。が、今朝の朝日新聞一面の現役引退を見て、呆然とした。本当に残念だが彼の決めたこと。

ヒデ(中田英寿)、現役引退

ベルマーレ平塚に入団したときから彼には注目していて、高卒ルーキーでレギュラーになっていたことから非凡な選手だと思っていた。

一流を続けていくことの苦しさは本人しかわからないものだろう。日本代表がまとまりきれなかったことは、監督をはじめ、選手全員のこと。ヒデが懸命に練習をし、プレーする見て何も感じないほうがおかしい。コミュニケーション能力と一言で言うのは簡単だが、実際に伝えることは難しい。でも、選手よりもサポータのほうに伝わっていたことは私も嬉しい。

何はともあれお疲れさまでした。

今朝のスポニチ誌の金子達仁氏のコラムで「1億3000万人の日本人の中で一番可能性を信じていたのは中田だったと思う。1億3000万人野中で一番強烈な失望を感じたのも彼だったと思う。」と書いている。私も同感だ。可能性を信じていたし、絶望に近い失望を感じていた。

それでも私はサッカーが好きだ。だから日本サッカーが復活することを信じて、これからもサッカーを見守っていきたい。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

[World Cup ™ Germany] ドイツ vs イタリア、場外乱闘?(7月4日)

ドイツとイタリアの準決勝がにわかに騒がしくなっている。MFのフリンクス(Frings)の出場停止が試合前日の3日に決定したことだ。イタリアがFIFAにビデオを出したとかで、リッピ監督が弁明会見を開いたり、地元ドイツでは大騒ぎのようだ。
それもそのはず、フリンクスは守備の要。フランスだとマケレレのような選手だ。(比較しているのではなくて、喩えて言えばの話。実際には格が違うと思うが)

フリンクスの出場停止はドイツにとってはかなり痛い。そもそもアルゼンチンと延長PKまで戦った後だけに、体力的にはビハインドのドイツがイタリアに勝つには、とにかく先制点を取って逃げ切るしかない。しかしその守備の要がいなくなった。

W杯は決勝トーナメントで延長の激戦を戦ったチームは得てして次の試合を負けることが多い。82年の準決勝ドイツ対フランスは延長でドイツが2点差を追いついてPKで勝った。その後の決勝はイタリアに敗れた。近いところでは98年の準決勝ブラジル対オランダ戦。ブラジルがPKの末にオランダを破ったが、決勝では、フランスに敗れた。

今大会は決勝トーナメント1回戦で、アルゼンチンとウクライナが延長を制してベスト8に残った。この2チームともに次戦の準々決勝で敗退した。その準々決勝ではドイツとポルトガルが延長PKを制してベスト4に進んだ。ここまで来ると余力などあるわけは無い。しかし、最後の踏ん張りが効くかは、体力・気力だと思う。

» Frings missing but Germany remain confident

延長(PK)のジンクスはどうか?果たして決勝に駒を進めるのはどのチームか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 02, 2006

[World Cup ™ Germany] フランス vs ブラジル(7月1日)

W杯11連勝中の前回優勝国ブラジルと、2大会前の優勝国フランスの対戦は準決勝ではもったいないカードとなった。

フランスはグループリーグでは苦労したが、決勝トーナメントに入って、スペインを後半突き放し、ジダンの調子が上向き、ようやく輝きを取り戻した。ぜひともジダンの現役最後の大会に花を添えたいところだ。

BRAZIL - FRANCE

ブラジルはロナウド(RONALDO)が1トップ、ロナウジーニョ(RONALDINHO)が今までよりも前め1.5列目、ジュニーニョ・フェルカンブカーノ(JUNINHO PERNAMBUCANO)がMFに入った。いつもと違う布陣がどうか?

前半は中盤の競り合いが厳しく、なかなかシュートまでいかない。ブラジルは相変わらずロナウド(RONALDO)の運動量が乏しくチャンスがない。運動量の無い1トップはどんなチームでも厳しい。1トップならアドリアーノ(ADRIANO)だろう。

フランスは前半15分過ぎからボール支配率が高かった。が、ブラジルはしっかり引いて守り、アンリ1トップだけでは数的有利な場面が作れない。でもフランスは、ジダン(ZIDANE)、ビエラ(VIEIRA)、マケレレ(MAKELELE)の中盤でボールをキープできる。しっかりブラジルが守るとなかなかシュートチャンスが無いが、ポストプレーではマークが甘くなるので、得点があるとしたら、CKやFKからだろう。

前半ロスタイムにフランスがゴール前でFKのチャンスを作ったのが最大の山場だった。が、なんとか壁がクリアして、スコアレスのまま前半終了。アルゼンチン対ドイツ戦のような引いただけの試合ではなく、緊張感がある内容は面白い。

後半に入ってもボール支配率はフランス。
後半12分、フランスの左サイドのFK、ジダン(ZIDANE)がファーポスト側に上げたところに、アンリ(HENRY)がフリーで抜け出し、ジダ(DIDA)の肩越し、ゴールネットにボールを蹴り込んだ。フランス先制!

先制されたブラジルは選手交代をはじめる。後半18分にジュニィーニョ(JUNINHO)を下げ、アドリアーノ(ADRIANO)を投入。ようやく2トップ。31分にそしてカフー(CAFU)を下げ、シシーニョ(CICINHO)を投入。34分に、カカ(KAKA)を下げてロビーニョ(ROBINHO)を投入。3トップとなった。

対してフランスは引いて守るというわけではない。少ないながらもリベリー(RIBERY)、アンリ(HENRY)が前線でボールをキープする。カウンターでチャンスを作る。

後半43分、ゴール前でロナウド(RONALDO)がダイビング気味でファールをもらう。ロナウジーニョ(RONALDINHO)のFKはバルデス(BARTHEZ)は見送ったボールは無情にもバーの上を超える。

ロスタイムは3分。後半45分にロナウド(RONALDO)が強烈なシュート。バルデスが弾いてクリア。続けて、シシーニョ(CICINHO)のセンタリングはゴール前を横切る。ゼ・ロベルト(ZE ROBERTO)の足が数センチ長ければ、という場面だった。

結局、アンリの1点を守りきったフランスがブラジルの連覇を阻んだ。フランスとの敗戦の後から始まったブラジルの連勝記録は、フランスが阻止。ベスト4に南米勢が残らないこととなった。

ペレイラ監督は結果としてロナウドと心中したこととなった。ドメネク監督のディフェンス中心のチーム作りがこの大舞台で実を結んだ。普段通りの布陣で試合をしたフランスが勝利したのは決してまぐれではないだろう。Man of the matchはジダン。これは異論は少ないだろう。フランスが優勝したら、ジダンの引退は格好良すぎる。でも彼には似合う。少なくともあと2試合は彼の勇姿が見れると思うと、ワクワクする。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 27, 2006

[World Cup ™ Germany] イタリア vs オーストラリア(6月26日)

決勝トーナメント1回戦が4試合終わって、全てグループリーグ1位のチームが勝っている。ポルトガル対オランダはニュースでしか見ていないが、かなりの乱戦(イエローカードが16枚)となったようだ。しかも、悲しいことに好きなオランダが敗退。ポルトガルも好きなチームだが、残念。試合を見ていないのでなんとも言えないが、他の試合と比べてイエローカードの基準はどうだったのか?レフェリーの裁量も問われていくだろう。

ITALY 1-0 AUSTRALIA

イタリア・Lippi(リッピ)はHiddink(ヒディング)が恐い存在だったはずだ。本大会に入って調子の上がってこないTottiを使っていることが、母国マスコミから叩かれていたようだ。世論に押されてかどうかは判らないが、この日はDel Piero(デルピエロ)を先発。

お互いゴール前はしっかり守っているので、大きなチャンスは少ない。オーストラリアの攻撃は淡白で、時間をかけると7人+GKでしっかり守るイタリア伝統の守備・カテナチオを突破することができない。

後半に入って、試合が大きく動いた。後半5分、イタリアのMATERAZZI(マテラツィ)がペナルティエリア外でファール。一発レッドカードで退場。両足タックルなのでカードは仕方ないが、一発レッドは厳しい。チェコ戦でNESTA(ネスタ)の代役出場から得点を上げたラッキーボーイの神通力が途切れたかと思った。

後半開始からGILARDINO(ジラルディーノ)に替えてIAQUINTA(イアキンタ)を投入していたので交代枠は残り2人。リッピ監督はまず、後半11分にFWのTONI(トニ)を下げて、DFのBARZAGLI(バルザリ)を投入。専守防衛にかかる。 その後のイタリアはよりディフェンシブになった。4人のディフェンダーと3人のボランチが待ち構えて、オーストラリアの攻撃を寸断。

そして、最後の3人目は後半30分、FWのDEL PIERO(デルピエロ)を下げて、TOTTI(トッティ)を投入。勝負に出る。

この日のヒディングはいつものアグレッシブな交代はしなかった。それはキーマンとなるべきKEWELL(キューウェル)が松葉杖をつくほどの怪我(股関節痛?)で出場できなかったことなのかもしれない。キューウェルがいないと、攻撃にアクセントがない。もしかして、韓国がイタリアを破ったときのように延長戦を見据えて、120分の戦いと読んでいたのかもしれない。

確かに後半10分過ぎからはオーストラリアのボールポゼッションは圧倒的だった。セカンドボールも拾いまくっていた。イタリアは攻撃に人をかけることはなかったので、時間が経てば経つほどオーストラリアが有利になると思った。

しかしイタリアもトッティにボールを集めて、少ないながらも攻撃にきっかけを掴もうとしていた。シュートまでは行かないまでも、ゴール前までボールを運ぶ回数は増えてきた。

策士(ヒディング)、策に溺れる

イタリアの強固なディフェンスを破るべく、ヒディングが交代枠を使い始める。最初に放った矢は後半36分、STERJOVSKI(ステリョフスキ)を下げて、ALOISI(アロイジ)を投入。交代が遅れたのは同点だったからかもしれない。

オーストラリアはボールを支配するも、試合は支配していなかった。時間だけが過ぎていき、ロスタイムの表示は3分。それが合図かのようにそれまでディフェンシブだったイタリアが、攻撃をし始めた。ロスタイムは3分。その2分を過ぎたとき、イタリアは左サイドをGROSSO(グロッソ)がドリブルで突破、ペナルティエリア内でNEILL(ニール)が転び、グロッソを巻き込みファール。主審はペナルティキックを指差した。横になってテレビを見ていた私は驚いて、座りなおしたくらいだ。それをトッティが左上に蹴りこみ、試合終了。劇的な幕切れとなった。

ヒディング監督は、なぜもっと今までのように攻撃的な交代を使わなかったか?と思う。前回の韓国同様にオーストラリアには失うものは無いはずで、数的有利になった以上、攻撃的な選手を入れてもよかった。それはディフェンスを下げる必要は無く、攻撃の選手同士の交代でもよかったはずだ。Never give upの精神は、リードされてから本領を発揮するのか。勝ちを計算し始めたときにヒディングの目論見は狂いはじめていたのだろう。私がオーストラリア国民なら、今回の敗戦は不完全燃焼だ。一生に一度のイタリアに勝てるチャンスを逃した。そう思う。だから、非常にもったいない。後悔するなら、チャレンジしてほしかったと思う。

最終的な主なスタッツは以下。

  • ボール支配率:イタリア41%:オーストラリア59%
  • シュート数:イタリア11本:オーストラリア8本
  • 枠内シュート数:イタリア6本:オーストラリア4本
ボールを持たれていても、シュートは打たれていない。試合の流れではイタリアが勝つチャンスは少ないが、負けることも無いように思えた。攻撃的なスタイルを目指しているイタリアが、伝統的な守備的(リアクション)サッカーで本領発揮したとも言える。

勝つには勝ったがイタリアはまだしっくり来ていない。イングランドも同じように何とか勝ち上がっている。万全ではないチームが勝っていくうちに完成度が上がっていくと、本当に強いチームになる。できれば、次の試合ではベストとはいかなくても、ベターな内容の試合を見てみたい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 26, 2006

[World Cup ™ Germany] イングランド vs エクアドル(6月25日)

戦前の予想ではエクアドルはグループリーグを突破すると思っていなかった。大きな波乱のないこの大会では少ない波乱の一つだろう。エクアドルは突破するレベルにあると思わせる試合内容で予選でブラジル、アルゼンチンに勝ったのは決してまぐれではないことがわかる。

ENGLAND 1-0 ECUADOR

この試合で参考になるのが、エクアドルのディフェンス、ゾーンディフェンスだ。試合の流れだけなら分かるが、コーナーキックやフリーキックの時も基本的にゾーンで守っている。CKのときは人について、振り切られてしまって、ゴールを許されることが多いが、それはボールよりも人を見ているからで、人に釣られてしまうと、ボールへの反応が遅れてしまう。基本的にボールを先に触ってクリアできれば、という単純な発想だと思うが、非常に理にかなっている。

で、肝心の試合はというと、イングランドの良さがあまり出てなく、ディフェンスのミスでヒヤっとする場面があった。そのイングランドの良さを発揮させなかったのはエクアドルの組織力だと思う。たらればは無いのだが、ベッカムのFKさえ無ければ、Big upset(番狂わせ)の可能性を秘めたチームだった。

イングランドはFWでボールが落ち着かず、中盤頼りになっている。が、その中盤のパス回しがしっくりきていない。ランパード、ジェラードのところで、もう少しタメが作れて、緩急をつけられればと思う。

ベッカムは体調不良で、かなり苦しそうにしていた。が交代するまでは、頑張って走っていた。やはりサッカーは走れてナンボのスポーツだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 24, 2006

[World Cup ™ Germany] 韓国敗れ、アジア勢全滅(6月24日)

昨日、グループリーグが終了。決勝トーナメントの組み合わせが確定。今夜からノックアウトラウンドが始まる。

アジア最後の砦・韓国、そして日本と同様少ない可能性があったサウジアラビアも敗退。残念なことにアジア勢が全滅となった。アジアとアフリカはともに出場国を増やしてきたが、今回の結果をもって、アジア枠が減らされても仕方ないと思っている。

まず、アフリカとアジアに絞ってグループリーグの結果を比較してみる。()内の順位は2006年5月のFIFAランキング。

アフリカ(5ケ国)
  • コートジボアール(32位)ーC組3位
  • アンゴラ(57位)ーD組3位
  • ガーナ(48位)ーE組2位
  • トーゴ(61位)ーG組4位
  • チュニジア(21位)ーH組3位
アジア(4ケ国)
  • イラン(23位)ーD組4位
  • 日本(18位)ーF組4位
  • 韓国(29位)ーG組3位
  • サウジアラビア(34位)ーH組4位

アジアは4ケ国中、3位が韓国。残り3ケ国が4位。アフリカは5ケ国中、ガーナが2位で決勝トーナメント進出。3位が3ケ国。4位はトーゴ。一目瞭然、アフリカ勢のほうがアジア勢よりも平均して上回っている。FIFAランキングなど当てにならないのは結果が物語っている。アフリカ勢は試合数が少ないためにランキングが低めになってしまうのだ。日本(18位)とドイツ(19位)が競り合っていること自体デタラメなランキングだということだ。

次回の南アフリカ大会を想定すると、単純な話、出場国枠をプラスしてアフリカが6ケ国。アジアは3ケ国が妥当なところだろう。2002年の日韓大会でアジアが優遇されたが、アジア勢が全滅したことで、その特権もこのドイツ大会まで。恐らく、2010年はアジア枠は3つに減るだろうと私は思う。

ヒデの涙

ヒデ(中田英寿)の涙は、何を語らん。公式サイトでもピックアップされている。 ジーコが監督になって、自由を前面に出してきたが、結果としては失敗だった。理想や目標はあるべきだと思うが、ジーコの考えは、まだ日本にとって時期早尚だった。今の日本の社会のように自己責任という言葉が一人歩きしているが、何か似ているように思う。これが日本人というのなら、おそらく日本はW杯で勝つことは無理だ。日本を代表して闘うという気持ちが選手個人の自己責任ということになったらオシマイだ。

次期監督はこれから決まるだろうが、日本の本当の実力を把握して、しっかりとしたビジョンをもった監督を望みたい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 23, 2006

[World Cup ™ Germany] ジーコ・ジャパン終焉(6月23日)

なんとかジャパンという言い方は好きではないが、見出しとしてはこの言葉が適していると思う。

客観的に見ると、順当な結果と言える。玉田の先制ゴールは鳥肌がたった。が、その後はブラジルの一方的な試合。今の日本の実力だと思う。勝つ可能性は皆無だった。

ジーコの采配には戦術の少ないことや、レギュラー組とサブ組を分けなかなか序列を変えないことなど不満はある。選手のモチベーション、競争意識を高めることについてはヒディング監督の足下には及ばないと思う。

試合後のインタビューで中村俊輔がなかなか話さなかった。完全燃焼していないから話せなかったのではないか。

いろいろマスコミは書き立てていたが、魂をこめてプレーしていたのは中田英と三都主と、ブラジル戦の川口だったと思う。でも、今大会の代表選手には闘将と言うべきリーダーシップのある選手がいなかった。これが一番の敗因のように思う。昔は良かったというわけではないが、ラモスや柱谷のような味方を鼓舞するだけではなく、時には相手選手や審判にも文句を言う選手がいない。オーストラリア戦やブラジル戦で追い付かれたときに下を向いている選手が多かったことはコメントするまでもない。

Number誌(6月23日臨時増刊号)で木崎信也氏が「中田英寿・自己犠牲について」の中で、直前のプレマッチ・ドイツ戦で加地がシュバインシュタイガーに倒されて怪我をしたとき、誰もシュバインシュタイガーのところに行かなかった。これは私も試合を見ていて、同じことを思っていた。その点、プロ野球は危険球で乱闘になるが、あれは当然だろうと思う。乱闘を正当化するわけではないが、どうみてもグローバル・スタンダードとはかけ離れている。病は気からというが、中田英が「気持ちの問題」というのはそういうことだと思う。

フランス大会のときは、0-1の敗戦はとても大きな差だと思った。1点を取るのがこれほど遠いのかと思った。ホームアドバンテージのあった前回の日韓大会を挟んで、このドイツ大会ではフランス大会では取れなかった勝ち点1を得た。が、世界との差はどうだろう。2002年では背中が見えたような気がしたが、2006年では広がったような気がしてならない。

プレーはうまくなっているが、ゴールを決めるという気持ちや闘う気持ちが少ないように感じる。選手のポテンシャルが足りないとは思わない。でも気持ちは世界レベルでは弱過ぎた。完全燃焼していないように思えるだけに非常に残念な悔しい結果だ。

某夕刊紙でジーコは2〜3日中にブラジルへ帰国するチケットを予約しているとか書いていたが本当なのか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

[World Cup ™ Germany] イタリア vs チェコ(6月22日)

日本ーブラジル戦がキックオフした。その前のグループEの試合のレビューをアップです。

組み合わせが発表されてグループCが死のグループと呼ばれていたが、グループEも厳しいグループだと思っていた。好きなイタリアが入ったので、余計にそう思った。実際に第3戦まで4チームともトーナメント進出の可能性が残るとは予想もしていなかった。イタリアは2試合を終了してトップだが、チェコに負け、ガーナが勝つと、グループリーグ敗退となってしまう。そのためには最低でも引き分け以上の結果が求められていた。もう一試合のガーナ対アメリカはアフリカ最後の砦のガーナを応援。

CZECH REPUBLIC vs ITALY

試合はチェコがNEDVED(ネドベド)を中心に攻撃的に出ていた。前半17分にイタリアのカテナチオの中心NESTA(ネスタ)が交代してしまい、嫌な感じ。でも、その交代で入ったMATERAZZI(マテラツィ)が前半27分TOTTI(トッティ)のCKを豪快にヘディングで決めて先制。これでイタリアがゲームをコントロールしてきた。時折攻めるが、ネドベドばかりでROSICKY(ロシツキ)は生彩が無かった。そして試合を決めたのは得点ではなくレッドカード。チェコのPOLAK(ポラック)が前半ロスタイムに2枚目のイエローを受けて退場。これは本当に痛かった。

後半のチェコの攻撃は単発的で、ネドベドのシュートはBUFFON(ブフォン)の正面が多かった。ガーナがリードしている情報からチェコは勝ちにいくしかない。そんな中で後半14分から交代で入ったINZAGHI(インザーギ)が後半42分、ダメ押しのゴールを決めた。彼は10年ぐらい前、ACミランに入る前から注目していて、がむしゃらさが好きな選手。代表に入っても大きな試合では怪我などで実績を残していないが、ようやく得点を決めた。本当に嬉しいゴールだった。

2-0でイタリアが完勝したことになったが、退場者がいなければ、違った結果になったかもしれない。こういう試合で退場者が出るのはもったいない。イタリアはグループEを1位を確定させ、恐らくブラジルとは逆となって良かったかなと思った。

日本ーブラジル、先発メンバー発表

先発メンバー発表された。日本の2トップは玉田と巻。ブラジルもボランチ、両サイドバックを変えてきた。世界最高のフリーキッカー、ジュニーニョ・ペルカンブカーノが登場。誰が出てもすごいチームだ。

日本
GK:川口(23)、
DF:坪井(19)、中澤(22)、三都主(14)、加地(21)、
MF:中田英(7)、稲本(17)、中村(10)、小笠原(8)、
FW:玉田(20)、巻(11)

ブラジル
GK:ジダ(1)、
DF:ルシオ(3)、ジュアン(4)、シシーニョ(13)、ジウベルト(16)、
MF:ロナウジーニョ(10)、カカ(8)、ジュニーニョ・ペルカンブカーノ(19)、ジウベルト・シルバ(17)、
FW:ロナウド(9)、ロビーニョ(23)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 22, 2006

[World Cup ™ Germany] グループリーグ、半分が終了

グループA~Dの試合が終了して、決勝トーナメント1回戦の半分4試合の組み合わせが決まった。

  • ドイツ(A1)-スウェーデン(B2)
  • アルゼンチン(C1)-メキシコ(D2)
  • イングランド(B1)-エクアドル(A2)
  • ポーランド(D1)-オランダ(C2)

決勝トーナメント進出の裏で残念なニュースが一つ。マイケル・オーウェンがスウェーデン戦で右ひざ十字じん帯断裂となり無念の帰国となった。フランスのシセのようにこの時期に大怪我とは、なんとも言えない気持ちになる。へなちょこアスリートの私も怪我を経験しているので、無念さはわかる。彼らは国の代表という誇りを持って大会に臨んでいる。ピッチに立てないことは本当に悔しいだろう。怪我から復帰することを切に願う。

さて我らが日本だが、公式サイトでも奇跡が必要だと書かれている。FIFAランキングを持ち出すまでもなく、一般的にはそういう見方だろう。しかし、サッカーは番狂わせが一番多い球技だ。マイアミの奇跡に続けて、2つ目のジャイアント・キリング(Giant killing)を見たい。1点取って、守りきる試合でいい。とにかく、この試合だけは結果がほしい。ブラジルの連勝記録を止めることになれば、それだけでも記録に残る。

ブラジルはポルトガルのようにイエローカードをもらっている選手は出さないだろう。今大会では4人の選手がイエローカードを受けている。CAFU(カフー)、EMERSON(エメルソン)、RONALDO(ロナルド)、ROBINHO(ロビーニョ)だ。エメルソンがいなくても、世界最高のフリーキッカーのJUNINHO PERNAMBUCANO(ジュニーニョ・ペルカンブカーノ)が控えている。アルゼンチン同様、誰が出ても凄いチームだ。サブの選手こそ、やる気を前面に出して試合をするから逆に怖い。それがポルトガルの結果だと思う。いずれにしても日本にとってはとてつもない壁だ。攻撃陣ばかり目にいくが、ブラジルのディフェンスはしっかりしている。両サイドが上がっているときはボランチが必ずと言っていいくらいカバーに入っている。前がかりになることは少ない。まあ、4人いれば十分に攻撃できるから任せているということだろう。

昨年のコンフェデ杯でもブラジルに勝てばトーナメント進出という試合だった。いい試合ではなく勝つ試合を見たい。日本イレブンよ、大和魂を見せてくれ!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 20, 2006

[World Cup ™ Germany] グループリーグ、残り1試合

Referee aids Korea.

韓国には審判を惑わせる力があるのか、前回のスペイン戦と同様に審判のジャッジが勝敗に影響したと思う。Patrick Vieiraのヘディングシュートはゴールラインを越えていたと思う。運(審判のジャッジ?)も実力のうち?

今朝の「日韓を分かつ「6月18日」(朝日新聞)」を読んで、あの日と同じなのかと思い出した。4年前の6月18日は日本がトルコに敗れ、韓国がイタリアに勝利した日だ。今年も日韓は同じ日に試合を行った。日本が先に試合を行い、無念の引き分けで、後の韓国が歓喜の引き分けとなった。流れは同じようだが、4年前は違い、もう1試合ある。しかも今回は日韓の立場は逆だ。韓国は2位につけ、日本は4位。ジンクスというものは後付けのようなもの。もしかすると、大逆転があるかもしれない。可能性は少ないが、信じていたい。

韓国人は日本が勝つことを喜ばない人のほうがmajorityだそうだが、私は眼中にない。日本が勝つことは一番だが、次にはアジアの国に頑張ってほしいと思っている。アジア勢力が全滅してしまったりすると、アジア枠が減らされてしまう。その心配のほうが先に立つからだ。

でも今回はフランスのジダンがもっと見たい。そのためには、フランスが勝つことが条件となる。ジダンは因縁の韓国戦は累積警告2枚となり、3戦目は出場停止。もしフランスが引き分け以下だと、グループリーグ敗退となる。彼のラストマッチはベンチではなく、ピッチで見たいものだ。フランス人の魂の戦いが見たい。.

グループリーグ、残り1試合

全チーム2試合を消化。今日からグループリーグ最終戦が始まる。既にトーナメント進出が決定しているチームも対戦相手を見てゲームをコントロールするかもしれない。上を狙っているチームは主力を休ませるかもしれない。それぞれの監督の采配が気になるところだ。

グループリーグ敗退が決まったのは、Aのポーランド、コスタリカ、Bのパラグアイ、Cのコートジボアール、セルビア・モンテネグロ、Dのイラン、Gのトーゴの7ケ国。

トーナメント進出が決まっているのは、Aのエクアドル、ドイツ、Bのイングランド、Cのアルゼンチン、オランダ、Dのポルトガル、Fのブラジル、Hのスペインの8ケ国。

上述の15ケ国以外は多かれ少なかれトーナメント進出の可能性がある。それぞれのグループのシュミレーションをしてみた。()内の数字は勝ち点。

グループA
エクアドル(6)とドイツ(6)の順位決定戦。エクアドルが台風の目になりそうな予感。
グループB
イングランド(6)は確定。スウェーデン(4)が引き分け以上で進出決定。負けると、トリニダードトバゴ(1)が勝つと勝ち点で並び得失点の争い。
グループC
アルゼンチン(6)とオランダ(6)の順位決定戦。本気を出してくれると面白い試合になるが、次があるのでお互い無理をしないだろう。
グループD
ポルトガル(6)は確定。メキシコ(4)が引き分け以上で進出決定。負けると、アンゴラ(1)が勝つと勝ち点4で並び得失点の争い。
グループE
4チームとも進出の可能性がある。イタリア(4)、チェコ(3)、ガーナ(3)が自力で争う。3位ガーナは勝てば確定。ガーナが引き分けだとイタリア-チェコ戦の結果次第。4位アメリカ(1)が勝ち、イタリアも勝てば逆転2位で進出となる。
グループF
ブラジル(6)は確定。オーストラリア(3)が2位だが、クロアチア(1)、日本(1)ともに勝てばと2位になる可能性は残っている。
グループG
スイス(4)、韓国(4)、フランス(2)の争い。スイスは引き分け以上で確定。フランスはトーゴに2点差以上で勝てば自力で進出となる。1点差勝ちだと、スイス-韓国が引き分けだと3位で敗退。それは困る。
グループH
スペイン(6)は確定。ウクライナ(3)は引き分け以上でほぼ確定。チュニジア(1)、サウジアラビア(1)も大勝すれば、逆転で進出の可能性は残っている。

今夜からは1日4試合。ここからがサポーターの正念場だ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 19, 2006

[World Cup ™ Germany] 日本vsクロアチア(6月18日)

どちらも負けるとほぼグループリーグ敗退となるだけにノーガードの打ち合いのような壮絶な試合だった。私も土日でビデオに撮りためていた試合を一気に見て、土曜5試合、日曜4試合と壮絶な観戦週末だった。

JAPAN 0-0 CROATIA

前半は10分あたりからクロアチアが攻勢。宮本がPKを与えてしまったときは、頭を抱えてしまった。そこで川口の奇跡のプレー、左手でPKを阻止した。ギリギリのコースではないが失敗でもない。川口のスーパーセーブだ。彼はポカもあるが、こういう神懸かり的なこともやってくれる。 日本は攻撃で崩すことは少なかったが、中田英のミドルシュートがしっかり枠をとらえたりもしたが、2トップがほとんどチャンスに絡めなかった。高原はかなり後ろまで下がってボールを受けたりしていたが、スペースを空けるような動きにも思えなかった。彼だけではないが、何かチグハグな感じがしていた。

後半に入って、クロアチアの運動量は減っていた。中に絞ったディフェンスで両サイドは結構空いていた。が、日本もうまくスペースを使えなかった。たられば、ではないが、運動量の多い選手を使ってほしかった。巻、玉田、大黒、誰でもよかった。もう少し早く投入していれば、と思ったものだ。

終わってみれば、スコアレスドロー。チグハグな感じは最後まで続いた。ラスト10分ぐらいはアレックスのセンタリングや、大黒がユニフォームを引っ張られたところなど、チャンスはあった。勝てる試合だったと言う人もいるだろうが、負けなくてよかったと思う人もいるだろう。どちらにしても、最終戦までチャンス