[競馬] 女傑ウォッカ・ダービー制覇
昨日のダービーは、晴天の東京競馬場で17頭の牡馬と1頭の牝馬の18頭でレースを迎えた。
私の予想は、皐月賞3着のフサイチホウオーvs桜花賞2着のウォッカ。いずれのレースも本命◎にした馬だ。
レースの内容はFホウオーは負けて強しの内容。対してウォッカは、勝ち馬に並ぶことも出来ずに完敗。しかしレースまでの過程で、角居調教師は控えめな調教だったとのこと。2月のエルフィンSの内容から牝馬離れしていることを感じていた私は、ダービーにチャレンジした時点で、応援の意味を込めて対抗以上の印をつけることに決めていた。
しかし、ウォッカに本命をつける勇気がなかった。単勝馬券(ほぼ記念馬券)を買わなかったことが悔やまれる。
本場場入場後のFホウオーの入れ込みは激しかった。レース2時間前に馬券を買っていたので、これで勝ったらスゴイ馬だなと思って開き直っていた。
対するウォッカは落ち着いていた。馬体は、腹が巻き上がり気味でギリギリの感じ。薄い皮膚の下の筋肉が画面越しにもよく判った。何より落ち着きが良かった。サラブレッドは頭が良いのでレースが近いのを感じて、馬体とともにテンションも上がっていくものだ。一言に馬を仕上げるといっても、3歳春のこの時期にテンションを上げずにレースを迎えられるのは難しい。
Fホウオーがこの調子なら、ウォッカのほうに期待を込めない訳はなかった。
レースは皐月賞馬ヴィクトリーの出足がつかず、スタート直後はほとんど最後方。展開予想をしていた人、大方の予想に反する馬順で1コーナーへ入っていった。2コーナーからヴィクトリーが掛かって上がっていき、バックストレッチでFホウオーも掛かっていた。これは荒れそうな予感。
4コーナーをアサクサキングスが先頭で回って、ジョッキーの手が激しく動き出す。ヴィクトリーはズルズルと交替。
馬群がバラけたところを、ウォッカが敢然と先頭に踊り出た。まさかとは思ったが思わず
「すげー、行け~」
と叫んだ。その後は17頭の牡馬を引き離して、3馬身差の圧勝。
レース後の記録を見ると、ウォッカは全18頭の中で上がり3Fが最速の33.0秒。記録も凄いが内容はもっと凄かった。父タニノギムレットと同じ3番枠での優勝。初めての父娘でダービー制覇。本当に見事な優勝でした。
角居調教師は凱旋門賞を視野に入れて、既に登録も済ませているとのこと。Number誌にディープインパクトが敗れたときに3歳馬のハンデ差が大きいので、挑戦するなら3歳馬で、と思っていたとのこと。ぜひとも凱旋門賞で走ってもらいたいと思う。
ダービーを数字でレビューしてみる。G1の週の月曜日にJRAが発表するプレレーティングが意外に参考になる。このレーティングは国際標準の流れの一つ。数字はハンディキャッパーの視点によるものが大きく、過去のレースから数字が導き出されている。ダービーのレーティングをウォッカの数字を補正すると、18頭の数値は以下となる。
第74回日本ダービー・プレレーティング
114:ヴィクトリー(9)
113:フサイチホウオー(7)
112:ウオッカ(1)
111:
110:アドマイヤオーラ(3)
109:ローレルゲレイロ(13)
108:
107:ナムラマース(8)
106:ドリームジャーニー(5)
105:アサクサキングス(2)、フライングアップル(10)、ヒラボクロイヤル(16)
104:
103:ゴールデンダリア(6)、トーセンマーチ(14)、ゴールドアグリ(17)、タスカータソルテ(11)
102:フィニステール(15)、マイネルフォーグ(12)
101:
100:プラテアード(18)
※()内の数字はレースの着順。
レーティングトップのヴィクトリーから10以上数字の離れている103以下の馬に注目してみる。数字はポンド表示なので、10lb.=4.5kg。私は10以上離れている馬は勝負にならないと思っている。実際にゴールデンダリアが6着に善戦した以外は7頭中6頭が二桁着順。かなり信憑性の高い数字だと言える。
レーティング上位で着順を下げた馬は、ヴィクトリーは出遅れ、フサイチホウオーは入れ込みなど理由がはっきりしている。ローレルゲレイロの数字もNHKマイルCの数字で、Intermediate以上の数字ではない。後付のような理由もあるが、この数字はかなり正確なのではないかと思う。
このレーティングの活用方法は、数字の低い馬を狙うよりも、人気の少ない高いレーティングの馬をチェックすることだろう。


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